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洗濯した衣服から雑巾のような臭いをさせないための衣類用洗剤講座!

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  10年くらい前はほとんど見かけなかった除菌ができる洗剤ですが、ここ最近ドラッグストアやスーパーでは”部屋干しの臭いが気にならない”と謳った除菌能つきの洗剤が売られています。背景に花粉やPM 2.5の対策のためにも洗濯物を部屋干しする人が増えたことがあるようです。

 さてそのような洗濯後の臭いを抑えると書かれている洗剤ですが、種類が多すぎてどれを選べば良いかわからないですよね。ここでは『除菌』と『イヤな臭い』の観点から洗濯用洗剤について説明していきます。

 

洗濯物の臭いの原因である雑菌はあちこちにいる!

 洗濯物を生臭くする雑菌はモラクセラ属に属する雑菌だと言うことを花王が発見しました。そして残念なことにこの種類の菌は人間の体内(口の中など)に常在しているため、洗濯物に付着するのを防ぐのは事実上不可能です。この雑菌は衣類に付着すると、人間の皮脂などの汚れと適度な湿気がある環境で増殖し、その排泄物が独特のイヤな臭いに感じられるのです。

 そのため洗濯の時にはこの細菌の食べ物となる汚れをしっかりと落とすことに加え、この細菌自体も除去することが必要です。

除菌ができる洗剤はモラクセラ菌を除去できるのか?

 花王、P&G、トップ…様々なメーカーのサイトや情報を漁り、また出来る限りの洗剤についてその成分を分析してみました。結論を申し上げると、モラクセラ菌を効果的に除菌するのに効果があると確認できた洗剤は、『花王 アタックNEO』のみでした。

花王が臭いの原因菌がモラクセラ菌だと発表したのが2011年で、この花王アタックNEOが発売されたのが2016年なので開発が相当難しかったのでしょう。後追いとなっている他の企業でまだ開発されていないのも不思議ではないかもしれません。

上で紹介したアタックNEOは効果的にモラクセラ菌を撃退できますが、それも使い方を間違えれば効果半減です。まず洗剤はある一定の水の量に対して効果的に除菌ができるように量が決められています。なので、洗剤をケチっていては良い効果が見込めません。

洗剤は使用する水の量に対して決められた量を使用すること

そして、どれだけ洗濯用洗剤がモラクセラ菌を除菌してくれても、この菌は私達の身体に住み着いている常在菌ですので、すぐに洗濯物に菌が付着してしまいます。でも大丈夫。沢山のモラクセラ菌がついていたら雑巾臭がしますが、少量ついたくらいではなんとも無いのです。即ちここから増殖させないことが大切。洗濯物が湿っている状態ではモラクセラ菌の格好の環境ですので、洗濯が終わればすぐに乾かしましょう。

洗濯が終わった後の衣類はできるだけ早く乾かす

雑巾臭が染み付いた衣類は除菌用洗剤でも落とせない…が!

 ここまで除菌用洗剤でモラクセラ菌を効果的に除菌することで、衣類のイヤな臭いを防げるということをお話してきました。しかし衣類に既に染み付いてしまった臭いを取ることは除菌用洗剤でもできません。先程書いたように臭いの原因はモラクセラ菌自体というよりは、その排泄物だからです。では既についた臭いを落とすにはどうすれば良いでしょう。

 答えとしては酸素系漂白剤で臭いの原因であるモラクセラ菌の排泄物を化学的に分解してやるのです。酸素系漂白剤は 水中に入れると分解するのですが、そのときに活性酸素を発生させます。この活性酸素が排泄物に作用し、化学的に別のものに変えてしまうのです。この後通常の洗濯をすれば臭いはスッキリととれます。尚塩素系漂白剤は効果テキメンですが、衣類を傷めるのでオススメしません。。

 酸素系漂白剤を効果的に使う方法としては、60℃程度のちょっと熱いお湯を使うのが良いです。酸素系漂白剤の分解速度が上がって、活性酸素が効率的に生成されるからです。バケツ等に60℃程度のお湯を張って、そこに酸素系漂白剤をお湯10Lに対して大さじ4杯ほどいれ、お湯が完全に冷めるまで衣類を漬け込んでおくとよいでしょう。

 尚衣類向けに酸素系漂白剤が市販されていますが、非常に割高なので、節約したいという方は下に書いてある粉末タイプのものがオススメです。効果は変わらないので、高くても液体のものが良いんだという方はもちろんそちらでも大丈夫です。尚、酸素系漂白剤の使い方についての記事も書いているので読んでみてください。