日用品から健康と貯金を!

日用品の選び方や賢い使い方、節約の仕方などを科学的観点も含めてお伝えしていきます。

夏だからこそ痩せたい!本当に痩せる、ダイエットサプリメントはどれだ!本気で解説してみた。

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 夏になると薄着になるので体型が外にバレる機会が増えちゃいますよね。しかも最近の夏はうだるような暑さでとても運動する気になれません。。。そういうときに頼りになるのが、ダイエットサプリメントです。でも眉唾ものの製品が多すぎてどの製品が本当に効くのか全然わかりません。何よりダイエットサプリメントで怖いのは、科学的によくわかっていない成分の入ったサプリが世の中に出回っていて、それによる副作用が社会的に問題になっていることです。正しいサプリメントの選び方とは何か。私の独断ではなく、ただの感想でもなく、科学的に書きたかったので、適宜文献を引用して本気で解説しました。

 この記事では、①そもそもどうしてダイエットサプリメントが効くのか②そのサプリメントが科学的に安全で効果があるのか見分ける方法③科学的に見て安全で効果があるとオススメできるダイエットサプリメント、をお伝えしたくて書いています。

※この文章、本気で書きすぎて長いです。時間の無い方はブックマークしてじっくり読んでいただけたら嬉しいです!!

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科学的に効くダイエットサプリメントには3種類しか無い!

 近年ドラッグストアでも本当に色々なダイエットサプリメントを見るようになってきました。化学者である私から見れば、明らかにおかしいことを書いてあるだろ!っていう製品も多く、本当に飲んで意味のある商品を見分けるのは難しい状況になっています。そこでまず知ってほしいことがあります。表題にも書いたように、科学的に効果のあるダイエットサプリメントには3つしか種類が無いということです!

①栄養吸収阻害型

 最もよくあるタイプのダイエットサプリメントがこれに相当します。身体に新しい脂肪を付けないようにすることで、今ついている脂肪を落とせるようにする方法です。栄養のほとんどは腸で吸収されるので、これをブロックしてしまおうという考え方です。人間は生きているだけで1,000~2,000kcalを消費するので、新しく身体にとりこむエネルギーを阻害できれば、それだけでかなり痩せられます。特に食べる量を減らすのが難しいという方に向いています。

  中でもとりわけ有名な成分は難消化性デキストリンで、名前を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。難消化性デキストリンをはじめとする吸収阻害剤は、脂肪の吸収を抑制し、糖の吸収を穏やかにします(参考文献:J.Health Sci., 55(5) 838-844 (2009))。

②脂肪燃焼促進型

 そしてドラッグストアで最もアピールされている商品が多いのがこのタイプです。その名前の通り、身体についている脂肪の燃焼を促進するというタイプです。ものによって様々な種類がありますが、基本的にはどの商品についても脂肪を燃焼させる身体の仕組みに働きかけることで、脂肪を燃焼させやすくします。

 この脂肪燃焼促進成分は3種類に分けることができます。

 ・脂肪ホルモンの分泌促進

  人間が身体を動かすとき、一番最初に使われるエネルギーは糖です。それは糖が最も効率よくエネルギーとして使えるからなのですが、その糖分が身体から失われていくにつれてどんどん脂肪を分解して、使うようになっていきます。この時の切り替えに脂肪ホルモンが必要なのですが、この分泌を助けるサプリメントです。これによって脂肪を素早く使えるようになります。この手の成分として有効だと”言われている”のは、オルニチンアルギニンカプサイシンなどです。

 ・褐色脂肪細胞の活性化

 褐色脂肪細胞という言葉を聞いたことはあるでしょうか。まず脂肪細胞というのは体内で脂肪を蓄える働きのある細胞で、ご飯を食べて脂肪が身体に付くというのは、この脂肪細胞一つ一つに含まれている脂肪の量が増えるということです。この脂肪細胞には2種類あって、それが白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞です。白色脂肪細胞は基本的に細胞を貯める働きがあるのですが、褐色脂肪細胞は自身に取り込んだ細胞を燃焼してくれる効果があるのです。この細胞は身体を一定に保つために存在していて、昔は寒い場所でも人間が生き延びるために一役買っていたと考えられています。しかし近年のエアコンの効いた快適な環境での生活は、私達の褐色脂肪細胞が存在する意味を無くしてしまっていて、褐色脂肪細胞の働きが落ちている人も少なくありません。そこで、この細胞を活性化させて、ダイエットしようという考え方です。

 褐色脂肪細胞を活性化する働きがあると”言われている”成分としては、DHAFPA共役リノール酸なです。

 ・ミトコンドリアの活性化

 ミトコンドリアは人の細胞に入っているエネルギーを燃焼するためのシステムです。このミトコンドリアを活性化することで、ダイエットをしようというのが3種類目の脂肪燃焼促進サプリメントです。

 この手のサプリメントの有名な成分には、L-カルニチンコエンザイムQ10などがあります。これも効果があると”言われている”だけで、本当に効果があるのかは…。

このあたりの細かいこともお伝えしたいので、最後まで読んで下さい…!

③食欲抑制型

 これもその名の通りなのですが、ちょっとお腹が減ってきたなというタイミングでこのタイプのサプリメントを摂取することによって、食欲を抑制します。食べ過ぎを防ぐことで摂取カロリーを減らそうという作戦です。

 満腹中枢を刺激する成分が含まれていることが一般的で、具体的にはカプサイシンカフェインなどにより、食欲自体を減退させます。

 他にも様々な種類のサプリメントが販売されていますが、ほとんど眉唾ものです。ではそのような商品をどのように見分けたら良いのでしょうか。専門の人はそのような商品をどうやって見分けているのでしょう!見ていきましょう。

本当に効果のあるダイエットサプリメントを見分ける方法!

最も確実に効果が出て、しかも副作用の出ないダイエットサプリメントとは…

 まず、最も確実な方法を言いましょう。なんじゃそりゃって言われるかもしれませんが、ダイエット用の医薬品を買うことです。ご存知かもしれませんが、医薬品は極めて精密な審査が行われます。二重盲検法と言って、本当にその薬が効くのかどうか、患者自身はなんの薬を飲んでいるのかわからない状況で、また医者の発言や思い込みが患者に伝わらないように、検査を実施している医者もどの患者にどのように薬を与えているかわからない状況で行われる極めて科学的な検査を通過しているのです(正確に知りたい方は二重盲検法で調べて見てください)。

そして何より医薬品が優れているのは、副作用を極力抑えた処方になっていることです。近年ネット等で売られているダイエットサプリメントを飲んで、肝臓を悪くする方が増えているという記事を見かけましたが、医薬品ではそのような副作用は可能な限りコントロールされた処方になっているので、よくわからないサプリメントよりはるかに安心です。その分少し高いですが、効果が保証されていて、副作用も可能な限り減らされているのですから、私個人の意見としてはダイエット用の医薬品を使うことを強くおすすめします。今となってはダイエット用の医薬品もネットで買える時代なので、わざわざ医者にかからなくてもダイエットを始めることができます。

次の章にどの医薬品がその中でもオススメできるかまとめているので、先へ進んでください。

 

薬局でお手軽に買えるサプリメントのなかでも効果のある方法を見分ける方法 

条件①:厚生労働省の認可を受けていること

 次の条件は厚生労働省の認可を受けていることです。医薬品のレベルまで安全性や効能が証明されていなくても、ある程度のレベルまで効果が科学的に証明されていれば厚生労働省から認可が降ります。そう、皆さんご存知の特定保健用食品 です。

特定保健用食品の認可を受けている商品は、実験などで効果を証明し、それを論文化するなどして世間に発表した上で、さらに厚生労働省などの審査を通過した食品です。医薬品に効能や安全性は遠く及びませんが、それでも厚生労働省からある程度効果があると認められているわけですから、その辺の適当な商品とは一線を画します。また、特定保健用食品の認可を受けるためには、多額の資金が必要ですから、企業側としても十分にデータを集めたうえで自信のある商品を申請するので、その観点からも安心だといえます(およそ2年、2億円の資金が必要)。

 

この条件①を満たす、つまり特定保健用食品であればまず間違いなく効果を期待できると思います。しかし世の中の多くのダイエットサプリメント特定保健用食品ではありません。そこで、次の条件②を満たす場合も購入を検討しても良いと思います。

 条件②:成分が化学名で表示されていて、その化学物質の身体への作用機序が明確なこと

 このように書くとすごくハードルが高く見えるので、例を出してみましょう。良くないサプリメントの例は、”○○抽出エキス”、”(フコダインとか食品の名前)”を全面に押し出している商品です。このように化学名ではなく、食品の名前やハーブの名前が書いてあるサプリメントは、そもそもどうしてそのサプリで痩せられるかを売っているメーカもわかっていないのです。(もし自信を持って痩せられる仕組みがわかっているなら、化学名を出すのが研究者の中では当然です)

 そして書かれている化学成分の名前と、痩せる、などのワードをGoogle等に打ち込んでみて、身体に働きかける仕組み(作用機序)が明確になっている場合は購入しても良いと思います。

 この条件②については最後の方に、この観点からどのサプリメントがオススメできるのかまとめています。

安全性と効果の面から科学的にオススメできるダイエットサプリはこれだ!

 ここまで長い文章を読んでくださった方、ありがとうございます。さて、最後に化学者である私が科学的に見て、オススメできるサプリメントをまとめておきます。

医薬品部門:安全性と効果の面から間違いなし!価格もそれほど!

オベリット(Obelit)60mg

 肥満用薬として年間100万人以上が引用している医薬品です。アメリカFDAの承認も受けており、安全性という意味で最も安心だといえます。脂肪の30%程度の吸収を阻害することが知られており、肥満大国のアメリカやヨーロッパでは必須の医薬品となっています。日本でも徐々に広がっているようです。作用機序としては、私達は脂肪を身体に取り込む際、一度脂肪を分解するのですが、この分解する作用を持つ酵素、リパーゼと結合することで脂肪の分解を抑制し、結果的に脂肪吸収を抑制しいます。これにより生活習慣病の予防効果も認められています。

 ビーファットは食事を摂るときに同時に服用するのですが、圧倒的に脂肪摂取量が多いと言われる夜ご飯と同時に飲むのが良いでしょう。一ヶ月分で3000円と少し高く感じますが、1000円程度のサプリを2つくらい飲むのとは比較にもならない効果がありますので、この商品を強く強くオススメします。

 なお全く同じ成分で、成分量だけ2倍になったビーファット(Vyfat)という商品もありますが、こちらは一ヶ月で4000円と少しお高いので、余裕があって本気で痩せたいという方だけでよいのではないでしょうか。

 

コントレイブ(Contrave)

  この医薬品は現在肥満治療薬としては最新のもので、アメリカFDAによる実験では3800人を対象とした実験で平均8kg もの減量が認められたという伝説の薬です。有効成分はナルトレキソンとブプロピオンという物質で、脳内における食欲に対する欲求をコントロールすることにより、体重を減少させます。もちろんアメリカFDAによる安全性試験をクリアしていますので、安心して服用することができます。

少し高いのがたまにキズなのですが、アメリカの口コミや日本でも購入した人の口コミを見てみると、買ってよかったという声のほうが多いので、個人的な意見としてのレベルでも効果が認められる非常に優れた薬です。なお1ボトルで120錠入っているので、数キロ以上減量することによる健康リスクの低減を考えるとむしろ安いという見方もできるでしょう。

 

 

 薬局でお手軽に買えるサプリメントでのオススメはこれだ!

医薬品は本当に効果が認められているので長い目で見ると最も賢い選択肢だと思うのですが、まだそこまで本気でダイエットしていなくて、ちょっとお腹の脂肪が気になってきたかなという程度の方は、まずはダイエットサプリメントから入られると良いと思います。ということで薬局で買えるダイエットサプリメントのオススメを紹介していきます。

ヘルシア緑茶  

  よく宣伝でやっているので、ご存知の方も多いでしょう。意外に思われる方もいるかもしれませんが、現在厚生労働省に認められている特定保健用食品の中で本当にダイエットに効果のありそうなのは、このヘルシアくらいです。すなわち先程ご説明した条件①を満たす商品というわけです。ヘルシアの作用機序としては、ヘルシア中に含まれる茶カテキン、その中でもエピガロカテキンガレートという物質が脂肪燃焼促進作用をもあっていることから、ダイエット効果があると認められています(こちらのページを参照)。

 毎日飲むお茶をヘルシアにかえるだけというお手軽さも魅力の一つです。しかも効果が科学的に証明されている、オススメの商品です。

特定健康食品でなくても効果のあるダイエットサプリメント

 さて、ここからは特定保健用食品ではないのですが、科学的に見て、ダイエット効果を示すとの論文報告も多いサプリメントを紹介していきます。つまり、先程ご説明した条件②を満たす商品ですね♪

…とサプリメントの紹介をするつもりだったのですが。この記事を書くために論文を読んだり様々な情報を集めたりした結果、科学的にオススメできるサプリメントは無いという結論に至りました。つまり、どのサプリメントを飲んでも痩せる、と私は科学者として言えません。

 例を出しましょう。先程、ダイエットサプリメントには3種類あって、そのうちの一つが脂肪燃焼促進型だとご説明しました。その中で、L-カルニチンが有効成分だと”言われている”と書きましたが…。このようなサプリメントの類の効果を論文をもとに検討している、国の機関があります。その名も国立研究開発法人国立健康・栄養研究所という長ったらしい名前の機関なのですが、ここに健康食品に含まれる成分のあらゆる論文データが公開されています。現在販売されている様々なダイエットサプリメントの成分を一つ一つ調べていったのですが、本当にダイエット効果が認められているサプリメントを見つけることはできませんでした。

 最初私が色々情報を集めていたときには、L-カルニチンに関するダイエット効果の論文を幾つか見つけていたのですが、よくよく読んでみると情報を出しているのは、その商品の開発元だったりしたんですね。。。おわかりでしょうか。自分の商品のことを自分で悪く言うメーカーはいないですよね。そういうことです。

 

 

 今回1週間近く時間をかけてダイエットサプリメントの論文や文献、情報や口コミ等を調べて私も非常に勉強になりました。が、結局のところ本当に効果が証明されているのはほぼ医薬品だけだという結果になりました。効果がなくても副作用が無いならまだ、お金の無駄遣いで済みますが、肝臓などを痛めては目も当てられません。自分の身体は自分で守るという気持ちを大切に、様々サプリメントと付き合っていきたいものです。

なお科学的に効果が証明されていない商品を私からは紹介はできませんが、飲んでみて気持ちの面からも痩せることはあると思うので、全ての商品を否定するわけではありません。効果は個人差があります、というやつです。それでも買うのであれば、機能性表示食品と書かれたものが、まだ信頼できるので、参考にしてください。

こんな長い文章を最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。